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NEWS&TOPICS
■2022.3.27
「ヤジ排除」は表現の自由の侵害、と札幌地裁が判決
北海道警の警察官による「ヤジ排除」事件をめぐって争われていた損害賠償訴訟の判決が3月25日、札幌地裁であり、原告(札幌市民2人)が完全勝利を勝ち取りました。この訴訟は、市民の表現活動に攻撃を加え、言論を封じようとする公権力に対する市民のたたかいでした。植村裁判、そして植村バッシングとのたたかいにも通じるものがありました。どちらも安倍政権下で起きた事件でした。植村裁判にかかわった弁護士のうち5人がこの訴訟でも弁護団の中軸となりました。
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■2021.12.10
安田奈津紀さんがヘイト投稿を提訴
フォトジャーナリストの安田奈津紀さんが、ツイッター上で侮蔑的なコメントを書き込んだ投稿者を名誉棄損で東京地裁に訴えました。提訴の対象者は2人、賠償請求金額はそれぞれに対して195万円。安田さんは12月8日午後、司法記者クラブで記者会見し、「ヘイトスピーチの連鎖に歯止めをかけたい」と語りました。
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■2021.11.18
不屈の闘士、新西孝司さん死去
新西孝司さんが11月16日死去しました。92歳でした。
新西さんは、2014年に北星バッシングが起きた時、爆破、殺害予告を受けた植村さんと北星学園大学を守るため、立ち上がった市民団体「負けるな!北星の会(マケルナ会)」の呼びかけ人です。10月6日、道庁記者クラブで小野有五・北大教授(当時)らと一緒に記者会見を開き、学問、言論の自由を守るため、みんなで北星学園大学を応援しようと、呼びかけました。
新西さんは高校の元教師で、若いころ朝鮮戦争反対の集会を札幌の大通公園でみていて逮捕され、札幌高裁で逆転無罪を勝ち取った不屈の闘士です。
高齢の晩年になっても地域で活動を続ける中、植村さんの背中を押し続けました。植村さんは、「北海道のオヤジ」と呼んで父のように慕っていました。
ご冥福をお祈りします。
▽追悼新西孝司さん▽新西さんのメッセージ ➡こちら
■2021.10.31
名誉毀損訴訟でふたつの勝訴判決
ジャーナリストの安田純平氏が「月刊WiLL」を名誉毀損で訴えた訴訟と、精神科医の香山リカ氏がメールや電話で執拗な中傷を続けた男を訴えた訴訟で、東京地裁はそれぞれの被告に損害賠償金の支払いを命じました。
▽安田氏の訴訟=「真実性を欠いた右翼ジャーナリズムによる名誉棄損判決」
澤藤統一郎氏のブログ「憲法日記」➡こちら
▽香山氏の訴訟=「職場へのクレームと表現の自由」
香山リカ氏の「note」への投稿➡こちら
■2021.10.27
植村裁判関与の4裁判官も国民審査対象に
衆議院選挙と同時に行われる最高裁判所裁判官国民審査の対象となっている11裁判官のうち、4人は植村裁判の上告棄却に関わっていました。だれか?
■2021.10.24
西嶋真司監督に「自由言論賞」(韓国)
すぐれたジャーナリストを顕彰する韓国の「アン・ジョンビル自由言論賞」が、「標的」を制作した西嶋真司氏に授与されました。同賞の由来、選考経過、授賞理由と授与式の様子を、韓国在住の言語心理学者、吉方べき氏がリポートします
■2021.9.8
映画「標的」公式サイト公開
作品情報、予告編、自主上映案内、メッセージなどを収録しています
■2021.9.3 & 9.25
映画「標的」がJCJ賞に
日本ジャーナリスト会議(JCJ)が1954年から毎年、優れたジャーナリズム作品・活動に贈っているJCJ賞に、植村隆氏の裁判を追ったドキュメンタリー映画「標的」(西嶋真司監督)が選ばれました ➡詳報 ➡受賞の言葉
■2021.9.1
DHCに賠償命令
辛淑玉さんがテレビ番組「ニュース女子」の制作会社DHCテレビジョンなどを訴えていた名誉毀損訴訟で、東京地裁は9月1日、名誉棄損を認めてDHC側に550万円の賠償金支払いと謝罪文の掲載を命じました ➡記事
凡例▼人名、企業・組織・団体名はすべて原文の通り実名としている▼敬称は一部で省略した▼PDF文書で個人の住所、年齢がわかる個所はマスキング処理をした▼引用文書の書式は編集の都合上、変更してある▼年号は西暦、数字は洋数字を原則としている▼重要な記事はPARTをまたいであえて重複収録している▼引用文書以外の記事は「植村裁判を支える市民の会ブログ」を基にしている
updated: 2021年8月25日
updated: 2021年10月18日